新ひだか町から、こんにちは。
秋競馬がスタートですね〜
これから続くGIの大舞台で、全馬ともに無事に駆け抜けてほしいです。
そして、クラシック戦も楽しみのうちのひとつです!
以前、デアリングタクトの夏休みの記事を書かせていただきましたが、気になる馬がもう1頭います。
全国のカナさんは、名前で思わず応援する方も多いはずの「スマイルカナ」です。
初夏にスマイルカナの母である、エーシンクールディに会いに行きました。
笠松競馬で活躍したクールディは、現在木田牧場さんの分場にいます。
心肺機能が非常に強く、種付け時にはお転婆なことが多いというクールディ。
木田牧場さんは預託も含め、21頭の繁殖馬がおり、エイシンヒカリなど芦毛が活躍するイメージが何となくあるので、私の中で芦毛牧場さんというイメージです。
(木田さん、勝手にスミマセン…)
この日会ったクールディは、茶色のブチが印象的で、3頭で放牧されていました。
繁殖馬になった頃、割と気が強く群れをかき乱していたこともあったそう。
最近は若いモノに従えの精神になったのか、少し性格が丸くなった気がする…と、木田さんが教えてくださいました。
せっかく写真を撮ってもらうんだから前髪直さなきゃ、と若干少なめな?!前髪を手直しする木田さん。
そして、アイドルグループかのような、このポージング画像。
位置取りは中央ですが、放牧地でしばらく様子を見ていると右側の馬にグイグイ迫られています。
クールディを撮ろうとすると、すかさず被さる。笑っ
どこの放牧地を見学しても、群れでの立ち位置や個々の性格が垣間見れるので、ずっと眺めていられます。
クールディ産駒の馬は、割と小柄な馬が多いとのこと。
スマイルカナも牧場を出る時は、370キロ程だったそうです。
生まれたばかりの時の貴重な1枚。
(この画像は木田さんよりいただきました、可愛すぎて悶絶です!)
離乳前、クールディのそばを割と離れず過ごす甘えん坊だったスマイルカナ。
離乳後の放牧の際は、常に先頭を切って走り、出遅れ時には他の馬をどんどん追い抜き抜き1番に立っていたそうです。
「私が絶対に1番なのー!」と言って走っているようでしたと、木田さんは当時を振り返ります。
レースでのあの懸命な走りは、離乳後から変わっていないのでしょうね。
馬房にいる時には、餌置き場の近くにいたのもあるのかもしれませんが、主張がかなり激しく、いちばん最初に嘶くのはいつもスマイルカナだったそう。
話を聞けば聞く程、愛おしさが増してきます。
京成杯AHのレース後、木田さんにお話をうかがいました。
「パドックを見た時、小さい体ながらもトモががっしりしたなと思いましたし、このレースに向けてしっかり調整していただいたのが分かりました。3番人気でしたので、内心若干大丈夫かなぁ…とヒヤヒヤしていました。
風が強く大外枠でしたが、必死になって走っている顔を見て、やはりカナだなぁと――。
直線に入った際、体重が増えたとはいえ“やっぱり小さいっ!”と思いました。笑
子ども達もレースを見ながら“カナちゃーん!”と叫んで応援していました。惜しい結果にはなりましたが、競馬は走ってみないとわからないですね。結果に関係なく、いつも応援してくれるファンの皆さんのありがたさを感じております。
これからも全レース無事に、トレードマークの“必死な走り”を見れたら嬉しいです、故郷より応援しています。」
必死に1番を目指し走り続けるスマイルカナの活躍がこれからも楽しみです!
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