7月26日に船橋競馬場で行われた習志野きらっとスプリント(S1、1000m)は、笹川翼騎手が騎乗した1番人気ギシギシが念願の重賞初制覇。所属は大井の栗田裕光厩舎。
勝ちっぷりが圧巻でした。好スタートは決めるも道中は進んでいかなかったそうで4,5番手付近を追走。勝負どころから先頭に立ったキモンルビーが軽快に後続を離していき押し切るかと思った瞬間、残り100m付近からスイッチが入ったギシギシが一瞬のうちに抜き去りました。
いい意味でも悪い意味でも相手に合わせて走るところがあるそうで、スプリンターとしては非常に珍しいタイプの個性派。
東京スプリントは3着で、重賞初挑戦ながらもJRA勢と差のない走りをしましたが、それ以降は地方馬同士で3連勝を飾ったとは言え、僅差の走りばかり。
最大目標は11月3日に盛岡競馬場で実施するJBCスプリントになる予定です。
ギシギシという名前は一度聞いたら忘れられません。その名前の意味はオーナー様のホームページに紹介されているので抜粋させて頂きます。
ギシギシはタデ科の多年草のこと。一般的には雑草のイメージですが、オーナー様が経営するレストランやカフェでは、牧場の敷地内にある無農薬のギシギシを、野草としてお茶やケーキに入れて提供しているそうです。
食糧価格の高騰が懸念される今、そんな野草にも関心を持ってもらえるようにという願いを込めて名付けられたとのこと。
魅力いっぱいの青森産馬ギシギシ、今後の活躍がますます楽しみです!