みなさまこんにちは、河合紗希子です。
先日のこと。
10月8日土曜日から始まったJRA競馬博物館の特別展示「生誕130年記念 尾形藤吉 ~“大尾形”の系譜~」に行って参りました!
以前このBlogでも綴ったように、とても楽しみにしていた展示です。
特別展「生誕130年記念 尾形藤吉 ~“大尾形”の系譜~」
JRA競馬博物館
入館料…無料
会期…2022年10月8日(土)~2023年2月19日(日)
中央競馬開催日 … 10:00~17:00
その他の日 … 10:00~16:00
中央競馬通算1,670勝、東京優駿(日本ダービー)通算8勝、旧八大競走〔皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞・桜花賞・優駿牝馬(オークス)・天皇賞(春)・天皇賞(秋)・有馬記念〕計39勝など今も残る数々の記録を残した尾形藤吉調教師。1964年(昭和39)に黄綬褒章、1966年(昭和41)に勲五等双光旭日章を受章し、2004年(平成16)にはJRA調教師顕彰者に選出されました。
その功績は多くの名馬を送り出して多くの勝利を獲得したことにとどまらず、後世の日本競馬を支える極めて多くの人材を育てたことでも称えられます「尾形一門」と呼ばれるその門下生は、直弟子だけでなく孫弟子以下を含めると250人以上にのぼり、その系譜は現役の調教師や騎手にも連なっています。
今回は、同氏の偉大なる足跡について展示するとともに、関係者の証言により同氏がわが国の競馬に残した功績について紹介します。また、門下生の1人であり本年JRA調教師顕彰者に選出された藤沢和雄氏を紹介するコーナーも設けます。
▶︎JRA競馬博物館のHPより転載させていただきました
https://www.bajibunka.jrao.ne.jp/keiba/event/event_20220923.html
いや素晴らしかったです。
戦前から戦後の「競馬史」そのものが凝縮されているような展示でした。
実は開催が始まった翌週には足を運んでいたのですが、現地で感じたことや心に生まれた気持ちがあまりに多く、それらを咀嚼するのにかなり時間がかかってしまいました。
私の知っていることばではとても表現できない、偉大すぎるホースマンの足跡。
震えてしまうような感覚でじっくり観て回りました。
そして子供の頃に祖父母や母、親戚、知り合いの競馬サークルの方々から断片的に聞いていたことが繋がっていくようで、時間が経つのは本当にあっという間。
なんと写真撮影がOKだったんです!
ハクチカラの馬主・西博氏の勝負服は〝青に白三本輪〟!
私の頭で白黒だった勝負服が見られてとても嬉しかった…。
尾形藤吉先生と、私の祖父保田隆芳が並んでうつっている写真もありました。
展示は1階だけではなく、2階にまで続きます。
2階の展示には、弟子・孫弟子・ひ孫弟子…と、現代まで受け継がれている尾形一門の相関図がまとめられているパネルもあり、その系譜には今村聖奈騎手の名も!
エッここが繋がっているのですか!という、ボリュームまんてん、見応え抜群のコーナーでした。
展示を見ながら、ふと、祖母から聞いた話を思い出しました。
祖父は騎手時代、兵役で競馬を離れていた時期がありました。
終戦後に復帰するものの、騎手としては5年以上のブランク、それどころか身体を元に戻すところからのスタートで、成績は厳しい状況が続いたそうです。
さらにこの時期は競馬が再開したとはいえ賞金も低い。
皆が苦しい状況のなか、一門では、数人で賞金を一括して分け合う、ということをして助けあいながら生活していたそうです。
私が祖父から競馬の話を聞くとき、「尾形先生」の名前が出ないことはありませんでした。
祖父母、親戚、そして実は子供の頃にお会いしていた競馬サークルの方々。
ああ、みなさんが話してくださっていたのは「一門の絆」だったのだなぁと感じたひとときでもありました。
会期は2023年2月19日まで。
ぜひまた足を運びたいと思っています。
ではではみなさま、今週も素敵な競馬ライフを
私がついつい見入ってしまったコーナー。
松山吉三郎おじさまは私の祖母のいとこ、松山康久おじさまは私の母のはとこという関係です。
吉三郎おじさまと祖父が兄弟弟子だった関係で祖父は祖母と出会って結婚しているので…
これってよく考えると、
祖父が尾形一門でなかったら私は存在していなかった
ということなんですよね…。
す…
すごくないですか……?
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