新ひだか町から、こんにちは。
6月より色々な事業がスタートするので、打ち合わせに追われる日々を送っています。
そんな中でも、最近よく訪れているのが北海道大学静内研究牧場。
この間もブログに書きましたが、今どさんこの出産シーズン中です。
河合正人准教授に訪れる度に色々なお話しを聞くのですが、毎回とても新鮮です。(7年前から毎年訪れているにも関わらず!です。)
先日は親仔の群れ以外にも短角牛の放牧地も見学させていただきました。
実は草食動物の子育ての仕方は一様ではなく、大変奥が深いのです!
馬の親仔は童謡の歌詞にもあるように、離乳までいつも一緒に過ごしています。
「おうまのおやこは なかよしこよし いつでもいっしょに ぽっくりっぽっくりあるく」
<おうまのおやこ 作詞:林柳波 作曲:松島つね より引用>
この子育ての仕方を行動学的に『フォロワー』と呼ぶそうです。
下の童謡にもあるように、羊も馬と同じ子育て方法です。
「あるとき がっこうへ がっこうへ がっこうへ あるときがっこうへ ついてきた」
<メリーさんのひつじ 作詞・作曲:アメリカ民謡 より引用>
河合准教授によると、牛は子育ての仕方が違うとのこと。
1日に5~6回行なう授乳の時だけいっしょにいて、それ以外の時間帯は仔牛を茂みなどに隠して離れた場所で草を食んだり、あるいは母牛自身も休んだりして過ごします。
こちらの子育て方法は『ハイダー』と呼ぶそうです。
ヤギも同じとのこと。
草食動物とひとくくりに言っても、子育ての仕方が違うとは全く気づきませんでした。知れば知るほど興味深く、1日中行動を観察してみたくなります。
河合先生、いつも熱心に色々教えてくださり、ありがとうございます!
ちなみに・・・
「和牛」は4種類なのですが、全て言えますか?!
黒毛和種・褐毛和種・無角和種・日本短角種です。
北大静内研究牧場にいるのは、日本短角種です。
出荷される半年ほど前まで放牧地で過ごした牛は、赤身が多く歯ごたえもあります。
若い頃はサシの入った肉が好きでしたが、今はもっぱら赤身の多い肉がすきです。(年齢でしょうか・・・)
北海道の書店でしか売られていないかもしれませんが、北海道情報雑誌HO(ほ)に北海道大学静内研究牧場が掲載されています。
新ひだか町の精肉店『ひだかミート』にて短角牛ハンバーグが購入できますので、新ひだか町にお立ち寄りの際は是非購入してくださいね。
普段は関係者以外立入禁止の施設なので、河合先生といっしょに一般の方向けにどさんこや研究牧場を知るイベントをまた行なえたらと思っています。
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