2024年12月11日

沖縄・ヨナグニウマ旅②

horseみなさまこんにちは、河合紗希子です。

前回・前々回からお届けしている、沖縄・ヨナグニウマ旅のレポート。
第2弾の今回は、旅先で起こったものすごい「偶然」と海馬遊びについて綴っていきたいと思います。

▶︎これまでの記事はこちらから
たくさんの偶然とヨナグニウマ
沖縄・ヨナグニウマ旅①


horse沖縄での「偶然」

前回の記事の最後に掲載したこちらのムービー。

沖縄で起きた「偶然」のヒントが?!と記載したのですが……。

お気付きになりましたか?
ムービーの最後のあたり、画面右側からこちらに向かって、うみかぜホースファームの方が歩いていらっしゃることに。

たまたま少し早めに集合場所に到着し、かわいい馬運車に胸のときめきを抑えきれずムービーを撮っていた私。
そこに向こう側からこのお二人が歩いていらして、左側の女性が声をかけてくださいました。
私はムービーを止め、ペコリとご挨拶…

しながら

思わず息が止まりました。


……?

み…
右側を歩いておられる男性……

ど、ど、ど、、

どこかで見たことが……!



ご挨拶しながらも思わず右側にいらっしゃる男性をジッと凝視してしまった私に気付き、女性スタッフさんが笑顔で一言。

virgo「今日はボランティアの方にお手伝いいただいてスタッフ2名でご案内しますね〜。」

注意事項の説明とのことで私と女性スタッフさんはそのまま厩舎へ移動。
厩舎につくなり私は真顔で女性スタッフさんに伺いました。


catぼっ!…ボラ……


catほんとうにボランティアさんです?!


そうなんです。
サングラスをかけて歩いていらしたその男性。

目を拝見しなくても、
こんなこと普通はありえないだろうと思っていても、

沖縄行きのチケットを手に入れてからヨナグニウマにたどりつくまでに様々なリサーチを重ねて↓このムービーを見ていた私は「まさか」だけれど「確信」でした。


元JRAジョッキー
岡部幸雄さんではありませんか!!!




YouTube: 『萩野公介×JRA THE STORIES』「STORY10 うみかぜホースファーム」#1 ~ヨナグニウマの魅力~ | JRA公式


ご存知、シンボリルドルフで無敗の3冠を達成するなど数々の記録を打ち立てたスーパーレジェンド騎手、岡部幸雄さん。

実は岡部さんは現在ここ沖縄を拠点にされており、上記の動画でも紹介されているように、沖縄在来馬の維持活動に携わっていらっしゃるのだそうです。

もちろん毎回スタッフとして参加されるわけではないのですが、なんと、今回私が申し込んだヨナグニウマビーチライドにたまたま、本当に「たまたま」、スタッフとして同行してくださることに!!!

言葉でどう表現したらいいのかわからないとんでもない偶然で、私は予想外の出来事とあまりの情報量の多さに超動揺。
この時ヨナグニウマとついに初の直接対面をしていたにもかかわらず1枚も写真を撮っていませんでしたcoldsweats01sweat01


わかりやすく挙動不審になっていた私をおもしろがってくださりながらスタッフさんが一言。

virgo「競馬を知っていらっしゃる方はやっぱり同じようにびっくりされますヨ。」

cat「(むしろびっくりしない人はいるのだろうか…!)」


そんなわけで、動揺をしずめながら馬運車へ。

車中では岡部さんに改めて初めましてのご挨拶をするとともに、私の祖父・保田隆芳のことを話すことができました。
岡部さんも「保田さんのお孫さん?!もちろん保田さんとは一緒に乗ったこともありますよ!」と、やはりこの偶然を驚かれており、私のここに至るまでのいくつもの「たまたま」をお話ししながら「こんなこともあるんですね…」と話しながら移動となったのでした。

※このBlogは事前にご本人にも許可をいただいた上で、執筆・写真掲載をさせていただきました。


horse放牧地を経由して移動!

通常は集合場所から直接ビーチに移動するらしいのですが、今回は途中で放牧地に立ち寄り、ヨナグニウマをピックアップしてからむかうことになりました。

ホテルから少し離れた景色の良い放牧地に到着。
ヨナグニウマたちは広い敷地に放牧され、とても穏やかに暮らしており、大きな声で「オーイ!オーイ!」と呼ぶと、こんなふうに集まって来てくれます。


なんて穏やかな風景!

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草をはむヨナグニウマ

Img_6089

申し込み時に経験鞍数を書き添えており、馬の扱いに慣れているということでブラシがけなどもお手伝いさせていただきました。


horseヨナグニウマの特徴

ヨナグニウマは、芦毛や栗毛はおらず、毛色は鹿毛(かげ)しか存在しないのだそう。
どの馬も全身が褐色で、脚の先はやや黒めです。

タテガミと尻尾はかたくてゴワゴワめ
スタッフさんによると保育園へ訪問に行った際に「タワシみたい…!」と表現したお子さんがいらっしゃるそうで、私は(すごい…まさにピッタリの表現…!)と思わず唸ってしまいました。

身体にある最大の特徴は、この背中からお尻にかけて真ん中に通った線の模様。
これは鰻線(まんせん)といって、タテガミのなごりなんだそうです。

Img_6074

この、お尻がストンと山型になっていて丸みがないのもヨナグニウマならではなんだとか。

さらに!
蹄がすご〜く硬くて丈夫なのもヨナグニウマの特徴です。

Img_6083

触ってみますか?と蹄をじっくり見せていただいたのですが…

本当に、石みたいにめちゃめちゃ硬い!

サラブレッドの蹄と全然違いました。

以前、馬車をひくフリージアン種などの大きな馬の装蹄をお手伝いした時、装蹄師さんが「大きな馬は体を支えるために蹄が硬いので、連れてくる前に足裏に水をかけて少しふやかしてほしい」とおっしゃっていて、確かに大きな馬は蹄が硬いよなと思ったことがあります。

でも…
それとも比較にならないほどのものすごい硬さ。

これだけ硬いと逆に削蹄なんかはどうしているのですか?と伺ったところ、水でしめらせて、少しずつゆ少しずつ削蹄しておられるのだそう。

先述の水でふやかしたフリージアンの蹄もすごくかたくて、装蹄師さんが時間をかけてげずっていたのを拝見していたので、こんなに硬いとどのくらい時間がかかるのだろう…と色々想像してしまいました。

これだけ蹄が丈夫なので蹄鉄はいらないとのこと。
たしかに!!!


horseいざ、ビーチへ!

さあ、そしてついにビーチに到着です。

ご覧ください!
この青い海、白い砂浜!!!

Img_1710

11月で海水浴シーズンは終わっていましたが、海辺は上着はいらないくらいのちょうどいい気温でした。


そして、
この美しい沖縄の海辺で…


まさかの、こんなツーショットです!!!

Img_1712※事前に掲載許可をいただいております。

波の音を聞き、
馬に揺られ、
景色を楽しみながら、
海辺をのんびりとお散歩。
全身でこの贅沢なひとときを味わいました。

レジェンド騎手の岡部さんに先導していただき、
ヨナグニウマに乗って、
沖縄の美しい浜辺をお散歩する。

まさかこんな体験ができるなんて…。


horse海辺で撮影タイムも

馬に乗るだけでなく、海辺でたくさん写真も撮らせていただきました。

私が乗せていただいたルンタくん。

Img_1715

ヨナグニウマのなかでも背が高くて大きく、イケメンなルンタくん。

そういえば東京競馬場にもミニチュアホースの「ルンタ」くんがいるのですが、馬体が真っ白で、フィンランド語で「雪」という意味の「ルンタ」からいただいているんですよね。
その話をしたところ、「ルンタ」はチベット語では「風の馬」という意味があり、こちらのルンタくんの名前はそこからついたんだそうです。
ええー!どちらも素敵なルンタ…!!!


とてもお利口で、手綱を持っていなくてもジッとポーズをとってくれました。

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「いいですねぇ、いいですねぇ〜!」

からの…

ご本人チェック?!

Img_6189



horse常歩だけでなく、速歩・駈歩体験も!


さらに!!!

潮が満ちてきてしまって砂浜のスペースが狭くなってしまっていたのですが、乗馬経験があるということで、なんと少しだけ速歩や駈歩もさせていただいたのです!

小さめの馬に乗るのは初めてで、軽速歩をとるのに少し手間取ってしまいましたcoldsweats01sweat01


徐々にリズムに慣れてきて…


最後に、駈歩!


いやぁ気持ちよかった!!!

乗馬を始めた頃の夢「いつか海辺で暴れん坊将軍してみたい」が叶ってしまいました。
(それもヨナグニウマで!)

常歩だけのつもりだったのでものすごく嬉しかっただけでなく、まさかの岡部さんの後ろを走らせていただくというさらなる喜び。
本当に、こんなスペシャルな機会なんて人生でそうそうないです…!!!

改めまして、
うみかぜホースファームのみなさん、岡部さん、
本当に本当にありがとうございました!!!

 carouselponyうみかぜホースファーム
 https://umikaze-horsefarm.jimdofree.com


horseたっぷり堪能して、放牧地へ

思い残すことはないくらいビーチライドを堪能させていただき、移動のために馬運車へ…。

馬運車がまた、本当に可愛いんです。

Img_1590
帰ってきた放牧地で、またのんびりと草をはむヨナグニウマたち。

どの馬もとても人懐っこくてとてもお利口。
終始癒され、たっぷりと馬遊びを堪能させていただいたのでした。


海から帰る前、ゴロンと砂浴びをするルンタくん。

Img_6237

たっぷり乗せてもらいました。
本当にありがとうね!


次回は、最終日に起きた「偶然」を綴りたいと思います。


ではではみなさま、今週も素敵な競馬ライフをclover


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河合紗希子

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