1月27日に川崎競馬場で実施した川崎記念JpnⅠ(2100m)は、張田昂騎手がエスコートした4番人気カジノフォンテン(船橋・山下貴之厩舎)が、逃げ切り勝ちを収めました。
南関東勢にとって、古馬のマイル戦以上のJpnⅠレースの勝利は、近年の悲願でもありました。
頂点に立ってきたアジュディミツオーとフリオーソの時代から、10年。
カジノフォンテンの母は、上山と南関東で走った女傑ジーナフォンテン。張田騎手の父は、名手・張田京騎手(現調教師)で、母ジーナフォンテンの主戦の1人でもありました。
カジノフォンテンの担当・波多野厩務員は、フリオーソを手掛けた方。
「カジノも心肺機能の良さはフリオーソに近いものがあるし、まだまだこれからの馬なので、フリオーソを目指して頑張っているところです」と言っていた波多野厩務員。
地方競馬にゆかり深い女傑の子供がJpnⅠ馬になり、父が騎乗したその愛馬の子供に息子が乗ってJpnⅠレースを勝ち、担当馬がJpnⅠレースを勝った10年後に、再び同じ栗毛の担当馬で、JpnⅠレースを勝つ。
こんな夢のようなドラマチックなことが一気に現実になるのも、競馬なんですね。
こちらが、現役時代のジーナママ↓
ジーナママも、おめでとうございます!23歳になった今年も元気に過ごしているそうです。