新冠町から、こんにちは。
先週は日高町の「馬の授業」でしたが、今回は新冠町の馬の授業を紹介したいと思います。
新冠町は3年生が「馬」について学習することになっています。
今年初めて新冠町の小学校の授業に携わることになり、今まで継続していたことがまた一つ形になる貴重な機会をいただきました。
🐴競走馬が競馬場に行くまで出前授業
🐴牧場見学
出前授業にご協力いただいたのは、JRA日高育成牧場さん。
小学生が理解しやすいように、とても分かりやすいスライドを作成してくださいました!

いつも獣医師の竹部直矢さんが担当していたのですが、今回は総務課の菊池彬彦さんが担当。

初めての授業という事で、若干緊張していました・・・。
どんな感じになるのかと思いましたが、授業がスタートすると初めてとは思えないくらい聞きやすく堂々としており、とても分かりやすかったです!
学校の授業は各関係者の協力無くしては行えないのですが、私にとって色々な人とお会いできる貴重な機会であり刺激になります。
授業中、3年生のみんなは元気いっぱいに反応してくれました。

「ハイセイコーを知っている人?」現役質問には、多くの子が手を挙げてくれました。さすが、新冠町の子たちです!
この授業をとおして競走馬として成長するまでに色々な仕事があり、1頭の馬に 多くの人が携わっていることを学んだことでしょう。
次の牧場見学にご協力いただいたのは、ビッグレッドファームさん。
ひだかうまキッズ探検隊でも毎年お世話になっています。

はじめに育成場内にある坂路に移動して、2歳馬の坂路調教を見学。
目の前を育成馬たちがものすごいスピードで駆け上がる姿に、子ども達は大興奮!
子ども達が坂路調教を見学できる牧場はそうないので、とてもありがたいことです。
繁殖厩舎に移動すると現れたのは、2組の親仔。
「可愛いー!」と子ども達から声が上がりました(小声)。
どのように牧場を見学したらよいか、学校で事前にみんなで考えて練習してきてくれました。
最後に母馬とふれあいを行い、馬の温かさや息づかいに子ども達は癒やされているようでした。

最後は種牡馬のいる種馬場へ移動。
ここで登場したのは、皆さまお馴染みの美しい芦毛・ゴールドシップです。

子ども達からは「ゴルシだー!」と声が上がりました。
ファンの皆さんはお気づきかもしれませんが、子どもの前だとまるで「先生」のようにゴールドシップは振る舞います。
まるで何もかもを悟っているかのような、本当に賢い馬だなぁ…といつも感心してしまいます。
最後はゴールドシップと記念撮影📷✨

学校の授業でこのような貴重な体験をできるのは、きっと子ども達の中でも大切な思い出になるはずです。
種牡馬を担当するスタッフさんに「ぼく、ゴールドシップ大好き!」と伝える姿が、何とも微笑ましかったです。
授業が終わった後学校の先生より、『ビッグレッドファームさんのスタッフ全員で子ども達を受け入れてくれる姿に感動しました』連絡がありました。
まるで自分事のように「そうなんです!」と応えてしまいました。笑
日高管内の各地域で馬の授業が活発に、そして内容の濃い授業を行なえるようにこれからも工夫しながらチャレンジしていきたいです。
今月のどこかで、新ひだか町の馬の授業についても紹介したいと思います。
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