みなさまこんにちは、河合紗希子です。
GWにJRA馬事公苑で開催された、第47回JRAホースショー。
今回は、先日の記事でご紹介しきれなかったレポートを綴っていきたいと思います。

前日の土砂降りが嘘のように晴れわたり、期間中はず〜っと快晴!
3日間の合計来苑者数は6万人を超え、最終日は2万4千人ものお客様を迎えたのだそうです。
苑内は馬術競技が行われただけではなく、たくさんのショップやキッチンカーも並びました。

メインアリーナでは障害馬術、競技間には馬との触れ合いタイムなど、
インドアアリーナでは馬場馬術、競技間には様々なショータイムが設けられました。
PIAFFER Presents GRAND PRIX DRESSAGE FINAL
最終日に行われた、グランプリクラス馬場馬術競技 自由演技での一枚。

いかがですか…この美しすぎる伸長速歩!!!
馬場馬術では、私は各種アナウンスを担当させていただいただけでなく、2日目のCAVALLO Presents YOUNG STAR DRESSAGE CUP FINAL(ヤングライダークラス馬場馬術競技 自由演技)では東京五輪馬場馬術日本代表でありJRA職員でもある佐渡一毅さんに自由演技についてお話を伺いながら進行をつとめさせていただきました。わかりやすい解説と華麗な演技。一気に馬場馬術の魅力に引き込まれてしまったのは私だけではなかったはず…!
RALPH LAUREN GRAND PRIX FINAL
ラストを飾った障害馬術競技150cmクラス、優勝した本田恵士選手とニーシングZのウイニングラン。

乗馬による表彰式、そして金のたすきをかけた優勝選手と緑の馬着と金のロゼットを身につけた優勝馬が会場を颯爽と駆け抜けるウイニングラン!
障害馬術でも各種アナウンス、そしてこのRALPH LAUREN GRAND PRIX FINALでは、なんと急遽、東京五輪馬場馬術日本代表の林伸伍さんによるインスタライブにもお邪魔させていただくことに
私は乗馬を習ってはいるものの障害はまだ飛んだことがなく、基本的なことからわからないことだらけだったのですが、本当にわかりやすく、障害馬術の奥深さとヒリヒリするような駆け引きの面白さをたっぷりと解説してくださり、これまた世界がパーッと広がっていったのでした。インスタライブはたくさんの方にご視聴いただき、リアクションやコメントもたくさんいただきました。ありがとうございました!
インドアアリーナ、警視庁騎馬隊によるレプリーズ

警視庁騎馬隊の馬さんは、騎乗隊員さんとお揃いの色の肢巻、そしてイヤーネットにはピーポくんが飾られているんですよ

ピッタリ息の合った素晴らしい集団演技!
この日演技を魅せてくれた騎馬隊の馬たちは、みな引退競走馬なのだそうです。
ちなみに、今大会は競技にも16頭の元競走馬が出場していました。
ご来場いただいた方に、馬たちのセカンドキャリア、サードキャリアにも関心をもってもらえるような機会になっていたらいいな…と、心から思います。
馬に関するお仕事がまるわかり!UMAJOBブース


馬に関するお仕事のPRブースも!
競馬学校教官による木馬訓練(アプリによる抽選)などもあってとても賑わっていました。
勝負服を着て木馬と写真を撮るのは誰でも可能らしく、放送委員でご一緒した小永井アナウンサーも参加したんだとか。
本物と同じ素材でできているジョッキーの勝負服は「想像以上につるつるしていました!」とのこと(笑)。
苑内に突如出現!巨大シュライヒ
ドイツフィギュアメーカー「シュライヒ」が協賛ということで、障害馬術のメインアリーナは様々な巨大動物フィギュアが飾られていてとても可愛かったんです。
競技会場だけでなく、苑内にはこんなフォトスポットも登場!

お子様にも大人気
たくさんの方が写真を撮っていましたよ。
そして、シュライヒだけでなく…
あっ?!

キッズロディ広場にさりげなく飾られていただるまさん。
こ…これは東京オリンピックの…!
厩舎地区の開放も!

全日15-16時の時間帯は、普段は入ることのできない厩舎地区の見学ができるバックヤード開放が行われました。
馬の体重計や診療所ものぞけちゃうという贅沢なひととき!
3日目に行われた、東京競馬場からの出張ホースショー

レオナルド号とJRA武藤職員、カガンチョ号とJRA薬師職員の2人馬が華麗なショーを披露してくださいました。
私はこちらでもMCを務めさせていただきましたよ
なんと薬師職員は、ご覧の華やかなドレスでの騎乗

ドレス騎乗でのホースショーは滅多に観られない貴重な演技だったのでは…!!!
ショーが終わった後のカガンチョくん

迫力の演技、ありがとうね!
レセプションパーティーにも参加させていただきました
2日目は競技終了後にレセプションパーティが行われ、オリンピアンの皆さんとこんな豪華な1枚をご一緒させていただきました。

左から…
福島大輔選手(障害馬術、16リオ、21東京)
北原広之選手(馬場馬術、21東京)
広田龍馬選手(障害馬術、00シドニー)
私
戸本一真選手(総合馬術、21東京、24パリ)
林伸伍選手(馬場馬術、21東京)
佐渡一毅選手(馬場馬術、21東京)
言わずもがな、なすごい方々です。
特に、私が初めて「馬術」に触れたのは、東京五輪後のジャパンカップの日。
東京競馬場パドックで行われた、北原さん解説・佐渡さん騎乗のデモンストレーション演技でした。
観たことのない美しい馬の動きに衝撃とときめきを覚えたあの日の私に、数年後、馬術の大会のお仕事を、しかもそのお二人とご一緒させていただく未来が来るんだよ…!と教えてあげたい気持ちです。
奥深く、そしてかぎりなく美しい、馬術の世界。